『台湾のキャッシュレス事情』〃2021-06-22


皆さんこんにちは、エコアズ台湾の山田です。
外出自粛により食料や生活品の調達以外、毎日家にこもり状態ですね。
私もこれまではスーパーへ行ったり、夜市へ行って食事をしたりでしたが、先週は丸一週間外に出歩かず、筋力の低下が心配になってきたので、最近は家でできるヨガを始めました。

外へ行かない生活をしていると現金を使う事がなく、すべてクレジットカードで支払いを済ませていることに気が付きました。実際に今の生活は、インターネット通販で必要なもの(私の場合、食品から生活用品まで全て)を購入し、毎日自炊をしているので、キャッシュには全くタッチしておりません。これまで“現金支払い派”だった自分が、最近はスマートフォン上の支払明細書を見ながら家計簿をつけています。これも時代の流れかな~なんて感じました。(笑)

「キャッシュレス決済」といえば、現在日本政府も力を入れているDX化(デジタルトランスフォーメーション)の一つとして、日本で急速に実施されましたよね。私も去年日本へ帰国した時は、その普及率にびっくりしました。例えば、「キャッシュレス・ポイント還元事業」(2020年6月末まで実施)や、2020年9月に開始された「マイナポイント事業」など、政府は「キャッシュレス決済」の推進の為、大規模な支援策を講じています。その結果、日本におけるキャッシュレス決済の比率は、2020年上期ではおよそ28.5%程度まで拡大したと推計されております。*1

では、台湾ではどうでしょうか。台湾の金融監督管理委員会の統計によると、2020年の民間総消費9.6兆元のうち、約60%がキャッシュ支払いで行われたとのデータがあります。去年、新型コロナの封じ込めに成功した台湾では平穏を保った生活、あるいはレジャー活動が可能だった状況下、「キャッシュレス決済」は広まるどころか減少傾向にあり、世界的にデジタル化が進む中では異例の事態だったそう。確かに台湾の小さな屋台では現金支払いのみ対応の店も未だ多くありますが、それだけでなく台湾人は根本的に“現金払いを好む人が多い”の事が理由ではないか、と考えられています。また、台湾政府は2025年までに「キャッシュレス決済」の普及率を90%に達成させると目標を掲げていますが、台湾現地のニュース記事は、“夢物語で終わるだろう”と結論付けていることから、台湾の“現金払い文化”がどれほど根強いかがよくわかりますね。*2

新型コロナウイルス感染拡大によるインターネット通販の爆発的需要増の影響や、現金やりとりによる感染リスクを避けるための非接触な決済手段として、キャッシュレス決済が重宝されていくのでしょうか。今後、台湾ではどのようにキャッシュレス決済の比率が高まっていくのか、注目ですね。最後まで読んでいただきありがとうございました。

参考資料:
*1 https://toyokeizai.net/articles/-/432292
*2 https://www.taiwannews.com.tw/ch/news/4213396