『これまでの人生で後悔したことはありますか?』〃2021-08-17


こんにちは。
エコアズ台湾の林です。
本日は57年前にBBCテレビがスタートした有名なドキュメンタリーの「UPシリーズ」について、シェアさせていただきます。

1960年代初め、貴族から孤児院まで、出身階級が異なる14人の7歳児を選び、7年毎にインタビュー取材し、階級格差がこの段階で固定化されてしまうことを立証しようとしたドキュメンタリーがBBCテレビで放送され、大きな話題になっただけでなく、歴史上最も偉大なドキュメンタリーの作品とも言われております。

毎回、メンバーが質問されるのは、将来の夢や仕事、恋愛、そして家族関係です。
内容によって、時代感を感じるインタビューもあります。印象に残った質問は「結婚を決める前に、男性との出会いはもう十分だと思いますか?」女性が厨房に立つのは当たり前の時代の当時に取材された一人の女性は数十年後のインタビューにこう言いました「当時はこの質問についてすごく屈辱を感じました。できれば殴りたいぐらいです。」もう一つ印象に残ったのは「これまでの人生で後悔したことはありますか?」殆どのメンバーはあると答えました。そして面白いのは、金銭関係で後悔した方は誰一人もいませんでした。「もっと親のそばにいればよかった」や「もっと子供がほしかった」など家族関係が唯一の後悔点でした。

そしてこのドキュメンタリーのコア・イシュー、階級格差が小さい頃で固定化されてしまうのか?子供は親の人生をコピーするのか?について、答えはYESです。
上流階級の子供達は社会に出たら、弁護士になったり、投資家になったり、出世への道は予測通りで、労働階級の出身者も殆どは親との差がなく、ホームレスになったり、失業給付金で生活を送ったり、一部は一般中産階級に上がったりなどでしたが、一人だけ、イギリスの田舎の農業家庭で育ったNickは、幼い頃から科学に興味があり、努力した結果、オックスフォード大学に進学して原子核物理学を学び、後にアメリカの大学で教壇に立つようになりました。ただし、悲しいことで、Nickは63歳のインタビューに、喉に癌が発覚されたと告白しました。そして考えてしまうのは、もしもNickが大学に行かず、原子核物理学を研究する人生から離れ、そのまま農業を引き継ぎ、自然ときれいな環境で一生を過ごしたら、癌にならなくて済むのか、正直誰もわかりません。ただもしそうだったら、「これまでの人生で後悔したことはありますか?」のインタビュー質問に対し、Nickはどう答えるのでしょうか?気になりますね。どっちが成功した人生なのかは答えられませんが、同感した言葉は、「後悔しない人生は成功した人生だと思います。」です。

如何でしょうか?「UPシリーズ」をご存知でない方は、ぜひお薦めします。
フォローしているうちに、他人の人生ではなく、まるで自分の人生を見ているような気持ちになってしまいます。そして、これまでの人生を振り返る事もできます。「60年かけてやっと自分のことを理解した」と一人のメンバーがこう語りました。「早めに自分のことを理解し、早めに何をやりたいか決めることができる」という言葉にも納得します。

以上、本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。