『雨の日にも『趣』を』〃2021-11-02

みなさんこんにちは、エコアズ台湾の山田です。

台湾は急に気温が下がり、休日に急いで衣替えをした方もいらっしゃるのではないでしょうか。更に雨の日が多くなり、「朝起きられない」「なんかだるい気がする」など気分が上がらない時期です。このような天候は私たちの自律神経のバランスを乱し、体調不良や免疫力の低下の原因になってしまいます…

そんな時に簡単で効果的に気分を晴らす方法は、『雨音を聞くこと』です。実は雨音に静かに耳を傾けることは、脳に非常によい影響を与えることがわかっていて、血液循環や内臓の働き、ホルモン分泌を司る脳(間脳)が、雨音によって活性化されるのです。

その理由の一つとあげられているのが、雨音の持つ「1/fゆらぎ」の特性。「1/fゆらぎ」とは、主に波の音や雨音、小鳥のさえずりといった自然の中にある音『リズムの揺らぎ方』を指します。『規則性』と『意外性』が混ざり合っている「1/fゆらぎ」の特徴は、人間の心拍と同じリズムを刻んでいることなんだとか。

そして雨音もその特性を持っています。一見、雨の音は均一に天から地へ落ちているようでいて、実態は1粒1粒の雨の雫の集合音です。そして実際には強くなったり弱くなったり、細かな変化を繰り返しています。雨の音はまさしく「規則性の中に不規則性が内在している音」の条件に一致し、その性質により私たちは心地よいと感じるのです。

また、雨音は、水滴が次々に落ちて流れる音です。そのためなんとなく水で洗い流されるイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれません。雨音に耳を傾けることでネガティブな気分や身体的な疲れなどを洗い流してすっきりした気持ちになれる、というのも一理あるような気がしますね^^

日本語で雨音を表す擬音語はたくさんあります。「ぽつぽつ,ぱらぱら,しとしと,サーサー,ザーザー…」皆さんはどう使い分けていますか?「ザーザー」は、雨粒が屋根や木に当たり、比較的激しく降っている様子で、「ぱらぱら」は水の量が少し少なめですが、やや速度があり、軽く音がする感じ。「しとしと」は葉っぱに当たった雨の水滴が静かに地に落ちる音を思い浮かべるしょう。しかも大半の擬音語が水全般の表現で使用できるのに対して、「しとしと」に限っては『雨の音限定』の表現方法です。

日本語に多様な雨の音の表現があるのは、私たちの先祖が築き上げた農耕文化にとって雨が大きな価値を持ち、『神様の恵み』として生活に密着した存在であったからだと言われております。実際にはそんな音がするわけではないのに、言葉が持つ豊かな想像力のおかげで、私たちは日本人ならではの「感性」や「趣」を理解することができます。改めて日本の文化は素敵だなと感じますね^^
雨の降る日には『情緒あふれる風景』を味わいながら雨音に耳をすまし、リラックスしてみてはいかがでしょうか。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。