『第一印象を決めるもう一つの要素について』〃2021-12-28

 

みなさんこんにちは。エコアズ台湾の山田です。

心理学的に第一印象は「初頭効果」と呼ばれ、会ってから7秒から2分で決まるといわれています。私たちはこの短い時間内で、直感的に好感が持てる人なのか?その人がどういう人なのか?と判断をするそうです。

なぜかというと、私たちの脳は一度思い込んでしまった事象に対し、自分の中でついた人物像が間違っていない!と固執する傾向があるそうです。そのため、「間違っていない」と肯定するためにも、はじめの印象とは異なる部分を認めたくない、認めるのに時間を有する仕組みになっています。すなわち、初めましての2分間で相手に良い印象を持ってもらうことが出来れば、相手は自分を『善人』と認識し“続けて”くれますが、逆に悪い印象を持たれると、その後は『善人じゃない要素』を探すようになり、その後印象に変えることは難しいらしいです。

第一印象で言うと、他にも「メラビアンの法則」というのを聞いたことがあると思います。この法則によると、人に会った時の第一印象構成要素は「視覚が55%、聴覚が38%、言語が7%」と分けられ、判断要素として重要なのは、外見や声の調子・身体言語といったものであることが分かります。ただし、「メラビアンの法則」はあくまで、言語・聴覚・視覚にの3つにおいてどれが一番優先されるかを調べたにすぎません。

人の数だけ異なる性格が存在する、と言いますよね?確かに初めの2分で第一印象が構成されることが多いですが、私が面談を実施する際は「初頭効果」の特徴や「メラビアンの法則」を理解した上で、キャンディデイトの第一印象を決めつけないで逐次修正を行い、最終的に「性格を見極める」よう行う必要があると考えます。

お仕事をいくつか紹介する時は、キャンディデイトの性格と職務性質が合致しているのがベストです。しかし、徹底した自己分析や客観的な見解を取り入れる、説得力のある志望動機の文脈構成になるよう工夫する、面接練習を何度も繰り返してスムーズに対応できるようにする、とかで、後々希軌道を修正し、案外面接うまくいくなんてこともあります。だから、第一印象ではその人の全てを図ることができないのです。

『第一印象がすべてではない』をお伝えしましたが、一定して変わらない第一印象の判断基準があります。それは「礼儀正しさ」です。一回の面談ですべてを判断するのは難しく、第一印象は非常によかったのに、後のキャンディデイトのとの対応で、“あれ、印象とちがうな…”なんてことがあります。しかし、「礼儀正しさ」の部分で判断した場合、後になって対応が変わることが少ないなと思います。(たま~にいるんですけど ;^_^)

でも『文化が違うんだから、礼儀作法と言っても仕方ない…』という前提ではありますが、台湾にも実は日本と共通する「教え」のルーツがあります。1895年、日清戦争の講和条約(下関条約)により、台湾は1945年の敗戦まで日本によって統治され、その間、多くの日本の民間人が台湾へ渡り、インフラの整備や義務教育の普及を行ったと同時に、日本の“礼儀の精神“も伝わっていったそうです。

その時代の日本人は、「儒教」を深く親和し、日常生活を豊かにするよう努めていました。
自分はへりくだり、相手を立てる――、コミュニティの秩序を維持するために最も必要な在り方を、当時の台湾人の方々が素直に取り入れていったから、日本と台湾は精神部分で分かり合える部分がある、と記載された記事を読んだことがあります。

中国で生まれた「儒教」が日本に伝わり、日本で受容された儒教はさらに台湾に渡り、今なお人々の生活や行動規範に影響し続けています。そんな共通の“バイブル”を持つ日本人と台湾人ですから、社会全体のなかで培われてきた、皆が知っているべきマナーや習慣の根本である「思いやりの心」を持っているのではないでしょうか。海外から不思議がられることもある日本の礼儀作法ですが、台湾の方ならわかっていただけるかもしれない…!私はとてもうれしく感じました。^^

国際化が進展し、多様的価値観を有する現在社会。「第一印象」も勿論大切ですが、もっと根本的に素敵なマナーを発揮するための「心構え」をもっていきたい、と感じる今日この頃です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

山田